【実体験】新卒一年目で病気・休職した時のこと

【実体験】新卒一年目で病気・休職した時のこと

私は新卒一年目で不幸にも病気になりました。

ある日突然下半身が信じられないくらい痛くなり、そこからしばらく会社を休みました。

何の病気かわからず、6件目の病院でようやく病名が判明。

そこから1か月以上入院することになります。

あの時は薬の副作用もあって、すごく毎日がつらく、朝が来るのが本当に嫌でした。

私は自分と同じように病気で休職を余儀なくされた人に寄り添う、ことはできなくても元気にやっていることを伝いたいと思います。

また、当時自分がつらかったことをこの記事に書いて、病気になったことが申し訳ないと覆っている人に「大丈夫だよ」と言いたいと思い、この記事を書きます。

すこしでも病気をしてしまった人に「わかるわかる」なんて言ってもらえたらうれしいなと思います。

病気が発覚して真っ先に思ったこと

情けないし申し訳ない。

せっかく大学まで出させてもらって、新卒一年目で病気になってしまった自分が情けなかったです。

毎日身の回りの世話をしてくれる親に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

「別に毎日来なくていいよ」

とは言ったものの、ほとんど毎日来てくれて、話し相手になってくれる親に感謝というより懺悔の気持ちが大きかったように思います。

治療費のこと

新卒一年目で病気になってしまった私は、治療費のことが心配でなりませんでした。

もし知らない人がいたら声を大にして言いたいのですが、日本には高額医療費支給制度というものがあり、月額何十万も取られるということは保険適用の治療をしている人にはありません。

世帯の所得にもよりますが、毎月8万強くらいが上限だったと思います(食事代や差額別途代は別)

また、会社員なら傷病手当金というものがあるはずです。これは会社に申請すると給与の3分の2が支給されるというもの。

日本の社会保障はかなり手厚いのでお金の心配はするかもしれませんが、想像よりずっと支出は少なかったです。

ですので、お金のことはあまり気にせずに治療に専念してほしいと思います。

仕事がなくなるという恐怖

私は新卒一年目で早々に病気にかかりました。

最初はすぐ直るだろうと思っていたのですが、結局ずるずると入院、療養期間は長引き約1年間休職することになりました。

私が働いていた職場にはすでに新入社員が補充され、いよいよ「自分の居場所はなくなったんだな・・・」と思いました。

社会での存在意義がどんどんなくなっていく、自分はただのお荷物なんだと日々思うようになりました。

病院で体力が落ちていく自分に愕然

病院は異常なまでのバリアフリー。

自分で意図的に体を動かさないとどんどん筋力が落ちていきます。

少し散歩をしたりしていましたが、私の飲んでいた薬は免疫力が落ちるので外来棟にはいかないようにと言われていました。

そのため、ほとんど一日をベッドの上で過ごしていました。

もともと病気になった当初は食事がまともに取れなかったため、体重はみるみる減少。

自分の老人みたいな体を見て、さらに精神的に追い詰められました。

シャワーを浴びれば貧血になり、階段は手すりがないと上り下りできなくなりました。

体力が落ちると精神的にもどんどん落ちていきます。

病院での大号泣

入院生活がだいたい1か月たったころ「退院したい」という気持ちが強くなっていきました。

薬の量が一定以下になれば退院できると聞いていた私は、医者に思い切って聞いてみると

「まだ〇mgなんだから無理に決まってるでしょ!」

医者は事実を言っただけかもしれませんが、この時なぜだかわからないんですがすごくショックで抑えても抑えても涙が止まらなくなってしまいました。

忘れようとスマホゲームや動画を見て自分を励ましてみても止まらない涙。

食事を持ってきてくれた看護師さんに慰めてもらい、ますます涙が止まらなくなりました。

自分の味方をしてくれる人がいるんだとうれしいやらホッとしたやらでずっと泣いていました。

結局この後、看護師さんが掛け合ってくれて多少ではありますが早めに退院することができました。

とにかく逃げたいと思って退院したため、その看護師さんとお会いする機会がなかったのですが、本当に感謝しています。

入院中看護師さんに支えられる入院患者ってめちゃくちゃいると思います。

本当に尊敬する職業です。

体調への不安

これは今振り返って思うのですが、復職できるようになってからも3年は体調に不安を抱えていました。

重くはないのですが後遺症もあり、いつそれが悪化するかわからないという状況。

なんとなく不発弾を体内に抱えているような感覚がしばらく続きました。

今は病気から6年以上がたち、病気前までとは言いませんが元気にやれています。

病気を経験して思ったこと

人っていつ死ぬかわからないということ。

私は命に別状はなかったのですが、家族の中でも若くして大病をしたのは私が初めてでした。

また、病気の兆候なんてものはこれっぽっちもなかったため、まさに寝耳に水の出来事。

これまで小中高を卒業し、大学に行き、新卒でそれなりに大きい会社に入社したことで自分は派手ではないながらも順風満帆だと思いました。

そこでおそった突然の病気。

人生この先何があるかわからない、だからやりたいと思ったことは絶対やろうと自分で決めました。

周りよりも転職回数が多いけど、会社辞めて突然留学したりして人生遠回りしてるけど、それでも全く後悔していません。

病気になってよかったかと聞かれたら「よかった!」とは到底言えません。

いまでも当時のことは思い出したくないくらいです。

でも、新しいものの見方ができるようになったことは感謝できます。

最後に

今病気になって苦しい思いをしている方もいると思います。

とにかく自分を責めずに、病気を克服したらやりたいことなどを考えて、なるべく病気から目をそらすようにしてほしいと思います。

明けない夜はない、私は今そういえます。

今は病気から救ってくれた医療従事者の方、家族、友達に恩返しできるよう、頑張って仕事をしています。

復職したばかりの人、病気で休職を余儀なくされた人、私も頑張れました。

気張らずにやっていきましょう!

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