辛い社内ニートは転職すべき!社内ニート歴2年半の私が伝えたいこと
私は新卒で入社した会社で見事に社内ニートになりました。理由は病気になり休職したからです。
それまでになかった部署へ異動になり、来る日も来る日も仕事がないPCをカチカチする日々…。
結局、私は2年半社内ニートとして過ごしたのち、仕事を辞めることにしました。
なぜかというと、社内ニートが辛すぎたからです。
このまま行くと、社内で居場所がなくなるだけでなく、なんのスキルも身に付かず社会からも必要とされなくなり、転職できない人間になってしまうのでは…と、当時は精神的にも追い詰められていました。
過去を振り返ると、社内ニートになってしまったらすぐにでも転職すべきと思います。
その経験をもとに、社内ニートがなぜ転職すべきなのか、転職すべき会社とはどんな会社なのか考えていこうと思います。
社内ニートになった経緯と辛かったこと
私が社内ニートになった大きな要因は、病気による休職でした。
今までいた部署から異動になり、新たに新設された部署で働くことになりました。
病気から復職に向けて動き出したとき、人事から「○○さん(上司)はしっかりしている人だから大丈夫だと思うよ」と言われ、今度こそ頑張るぞ!と意気込んでいました。
病気なった人はわかると思うのですが、ある程度きちんとした企業であれば、リハビリ出社(時短勤務みたいなもの)があります。
私はこのリハビリ出社の時期から新設された部署に所属することになったのですが、しばらく過ごしてみてわかったのですが、どうも仕事がないのです。
上司にあたる人はいわゆる「働かないおじさん」。
あと数年すれば定年退職を迎えるため、ダラダラ自分のPCを持ち込んでカチカチしているような人でした。
その人自体は優しい人だったため、直接的に害があったわけではないのですが、年収が記載されていた課題管理シートというものを直接見せていただいたのですが、新入社員の3倍以上の給料をもらっていました。
さて、話は私の社内ニート問題へ戻します。
リハビリ出勤では資料を電子化(PDF)にしたいという要望で、社内キャビネの資料を片っ端からPDFにし、終わった資料はシュレッダーにかけていくという簡単な作業。
とはいえ、複合機は私だけのものではないので、比較的すいている午後の2時以降に使わせていただきました。
それが主な業務で、それ以外にこれといって仕事がありませんでした。
当初は「リハビリ出社だから仕事がないのかな」と思っていました。
私の場合は、一か月半したらそのまま正式復帰となってこの新設された部署で働くことになっていました。
そのため、「こんなに仕事がない状態が続くのは嫌だな…」とは思っていたものの、病気をしたのでぜいたくは言えないというのも正直なところです。
とにかく、しっかりと毎日会社に行くことがその時できる精一杯でした。
そして、1か月半が経ち、正式に職場復帰となりました。
正式に人事通知が出され、私はそのままの職場で働くことになりました。
リハビリ出勤中は「リハビリ出勤の人にはあまり仕事をあれこれやらせないようにって人事にいわれてんだ」と上司から聞かされていたため、私は正式に復職したら仕事がしっかりとふられるものだと思っていました。
しかし、待てど暮らせど仕事がありません。
私の主業務である紙の資料のPDF化も復職して2週間ですべて終わってしまいました。
そうなると、上司が外部の会議に出た際の資料のPDF化(月1回)、簡単な経理伝票の作成(月1時間程度)、備品の発注(月15分程度)、これくらいしか仕事がないのです。
やることがないため、Yahooニュースをこっそり見たり、資格の勉強(情報収集)なども調べたりしていました。
後ろに人の気配がするとパッとExcelのシートに切り替える。
ただ、私の席は入り口に一番近かったため、人の出入りが多く、人の目がとても気になりました。
暇すぎて毎日5分経つのが長くて長くて仕方なかったです。
「あの人、全然働いてないのにお金もらえていいね」とか、「あまりに暇そうでかわいそう」と周りに思われたらどうしようと心配でした。
しかし、私に仕事がないことは、徐々に周りにも知られているようでした。
仕事がないのは辛かったですが、一番つらかったのが周りから「仕事がない人」という目で見られること。
それなのに、しばらく社内ニートをしていたある日、私は同期から「かわいそうだけど、仕事がないならもう辞めちゃった方がいいと思うよ」というアドバイスをされる始末。
今の自分が振り返ってみると「そうだよな」と思うんですが、当時はこの言葉がめちゃくちゃ心に突き刺さって、会社に行くのがだんだん恐いと思うところまでいってしまいました。
会社には毎日言っていましたが、精神的にも追い詰められ、結局仕事を辞めることになりました。
仕事を辞める際のことは以前に紹介しているので、もし興味がある方は下記の記事も読んでみてください。
社内ニートは無能ではない!
この記事を読んでいる社内ニートの方に伝えたいのは、社内ニートになってしまったのはあなたが原因ではありません。
特に20代や30代の若い方が社内ニートになってしまうのは、完全に会社の怠慢です。
適切に仕事を割り振るのは上司の仕事です。
それができていないということは、それだけでその上司は結局マネジメントに向いていません。
いくら仕事ができる上司でも、周りを巻き込んで仕事ができないというのは管理職に向いていません。
また、部下に仕事がないという現状が仮にあったとしてもその理由などを面と向かって伝えられないようではちゃんと仕事をしているとは言えませんし、積極的に伝えないということは後ろめたいと思っているということです。
私自身は、社内ニートを経て、別会社に就職したらすごく仕事を振られるようになりました。
「迷ったら○○さんに聞こう」「○○さんは仕事が早い」など評価もすごく高くなりました。
つまり、適切な職場を選べば、そこでも社内ニートになってしまう確率は極めて低いです。
今、社内ニートになってしまって「自分は社会に必要とされていない無能な人間だ」と感じてしまっている人もいるかもしれませんが、それは大きな間違いで、最適な場所にいないからそうなっているだけです。
「猫の手も借りたい」という企業はたくさんあり、知名度や給料が今より低くなったとしても転職して「忙しい会社」に数年でも勤めてみることをおススメします。
社内ニートを続けるより1万倍はマシです。
社内ニートが転職するべき会社とは?
私は社内ニートがつらいと感じている人は、絶対に転職すべきだと思います。
私は今30代になって思うのですが、20代のときに自分から社内の仕事を見つけていける力を持っている人はそういません。
そのため、社内ニートになったら上司が仕事を与えてくれるまで何もできません。
つまりは、自分の力では社内ニートという境遇を変えることはできないのです。
そのため、まずは仕事が沢山ある環境に行き、仕事とはどういうものなのかしっかりと感覚を養う(取り戻す)必要があります。
そのため、社内ニートこそ忙しそうな会社に転職するべきだと思います。
社内ニートになったらどうしよう…と心配になるかもしれませんが、忙しそうな会社に転職すればその可能性は大いに低いです。
忙しそうな会社を見つけるヒントは2つあります。
一つ目は様々な職種の求人を出している会社。
特にIT企業に多いのですが、色々な職種を同時に募集しているところがあります。
もちろんすべてに応募できるわけではありませんが、こうした会社は事業拡大を行っているケースが多いので、相対的に忙しい会社が多いです。
二つ目は見なし残業がある会社。
見なし残業を採用している会社は残業が比較的多い会社が多いということです。
もちろん、見なし残業がある会社でもある程度ゆとりのある業務もある会社もありますが、30時間を超える見なし残業がある会社は忙しい会社が多いように感じています。
「次の会社では社内ニートになりたくない!」と思うのであれば、こうした基準で選んでみてもいいかと思います。
なお、「忙しすぎたらどうしよう…」と思うかもしれませんが、案外これまで社内ニートでも忙しさには徐々に順応できます。
また、本当に良くない会社にあたってしまった辞めたらいいと思います。
私個人としては、忙しい会社で働くよりも、社内ニートを続けて無駄な時間を過ごす方が大きいリスクだと思います。
最後に伝えたいこと
前述したとおりですが、社内ニートになったのはあなたの力不足ではありません。
もっと自分の力が発揮できる職場は絶対にあるはずです。
また、日本は今後さらに転職が当たり前な社会になっていきます。
そうした社会に順応するためにも、不安なことがあるとは思いますが、転職情報を自分で集めたり、転職エージェントに話を聞きに行くなり、第一歩を踏み出すことを祈っています。
個人的におすすめしたいのがパソナキャリアです
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こわいのは最初の一歩です。
ぜひ、自分のキャリアを切り開いていってください!
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