コロナ禍の転職は厳しい?30代の私が実際に転職活動を始めて感じたこと・実践したこと
新型コロナウイルスの流行により、経済が停滞している今日この頃。
20代で3社経験した私でしたが、30代に突入してまもなく会社の倒産により転職活動を始めることになりました。
コロナ禍まっ只中での転職活動を通じて、転職市場がどのようなものだったか、不況の波を感じたか、結果はどうだったのか、何を実践したかをお話しします。
もし、「転職したいけど、コロナ禍の転職ってどうなんだろう…」「転職するのは今じゃない方がいいのかな?」という疑問を持っている方にとって役に立つ内容だと思います。
コロナ禍の転職市場の様子は?
私が転職活動を始めたのは2021年の後半です。
会社の倒産について社内アナウンスがあった2日後に転職エージェントさんと面談をしたところ、コロナ禍の転職市場について「それなりに求人数がある」という話でした。
つまり、みなさんが思っているほど「今の転職は厳しくない」ということです。
理由は「在宅ワークの増加によって、普段忙しくて面接に足を運べない人が面接を受けてくれるようになり、企業側も優秀な人材を確保できる機会ととらえ始めたから」というのが大きいとのこと。
また、「オンラインサービスが一気に成長したため、IT関連企業の求人がかなり増えた」という話もありました。
実際に求人を探し始めると、2019年に転職活動をしたころと比較して、選べる企業が少ないと感じることはありませんでした。
転職エージェントというプロの見解と自分自身の肌感覚が一致していたため、コロナ禍だからと言って転職市場は厳しいというわけではなさそうだと判断し、転職活動へのアクセルを一気に踏みました。
コロナ禍以前の転職活動との違い
先ほど少し書きましたが、私は新型コロナが流行する前の2019年にも転職活動をしています。
そのため、コロナ禍前後の転職活動の違いを感じました。
まず大きな違いが、オンラインでの面接の実施。
これまでは企業に赴いて面接をしなければいけませんでしたが、コロナ禍でZoomをはじめとするオンライン会議ツールが身近な存在になったことで、面接もオンラインで行うのが主流となっていました。
…というより面接を受けた約10社すべてオンライン面接だったのです。
そのため、もしコロナ禍で転職活動をしようとした時にまず身に付けなければならないのは、ZoomやGoogle Meetsといった「オンライン会議ツール」をきちんと使えるようにすることだと感じました。
もう一つ違いとして挙げたいのが、求められるスキルの違いでした。
業種にもよるとは思いますが、面接で「Slackは使えるか」「Googleドライブやスプレッドシートの使い方に慣れているか」「在宅での業務でも大丈夫か」などを聞かれることが多かったです。
ひょっとすると、私がITやWeb関連の企業を受けていたからかもしれませんが、緊急事態宣言が発出された場合に「入社後すぐ在宅ワークでも耐えられるか」という点は一つのスキルとしてみられていたように感じます。
私自身は、ある程度の在宅ワークやWebツールの操作には問題ないと自負していましたので、この点は問題なかったと思います。
PC関連の操作に不安がある方も「覚えていきたいです!」と、前向きな意思表示をすることで面接官へプラスの印象を残すことができると思います。
コロナ禍での転職の結果
気になるコロナ禍の転職結果ですが、「未経験業種に内定&年収50万強アップ」でした。
前職は2年足らずの業務経験だったため、「経験不足を指摘されるかもしれない…」と不安に思っていましたが、十分すぎるほどの成功をつかむことが出来たと個人的には思います。
前半にも書いた通り、IT関連の企業は採用活動を積極的に行っており、私も未経験ながらIT関連企業から年収アップでの内定をいただくことができました。
ちなみに内定が出たのは3社で、どの企業も年収は50万程度上がるオファーでした。
コロナ禍だとしても、まして私のように会社の倒産が転職の理由だったとしても、きちんと転職活動をすれば今よりもいい条件でオファーをいただけると実感しています。
コロナ禍の転職で実践したこと
そのために実践したことを簡単に書くと、下記の通りで、コロナ禍以前の転職活動とは大きく異なっていません。
・転職の軸をざっくり決める
(譲れないのは年収?業種?職種?企業規模?など)
・転職エージェントと面談
(自分はこの軸で行きたいが、第三者目線でどう感じるか)
・面談内容を振り返り、軸を固定
(軸に合わないものは条件が良くても切り捨てる)
・軸に沿った企業に応募
・セルフ面接練習
(想定質問を作り、実際に一人で回答を口に出す)
私の場合は業種を第一の軸、年収アップを第二の軸にして、企業規模などはあまりこだわりませんでした。
詳しい転職活動の進め方などは過去記事で詳しく書いているので気になる方は、あわせて読んでみてください。
終わりに(ひょっとしたらチャンス?)
いかがでしたか?
私は今回の転職活動を通じて、コロナ禍であろうと、どんな転職理由であろうと、自分の軸を持って転職活動をすれば大きく失敗することはないと実感しました。
大手転職サービスen転職が運営する「人事のミカタ」で、「新型コロナウイルスが収束した時、”転職活動を活発化したい”人は4割」というアンケート結果が紹介されていました。
つまり、4割は転職機会を探っている状態。
私はそういった方が動き出す前に、一見厳しそうな今を穴場ととらえ、動き出すことが大切だと思います。
私は転職エージェントさんに話を聞いて、一気に転職へと舵を切ることが出来ました。
もし、今転職に迷っている方がいたら、転職エージェントさんにまず話を聞いてみると自分が今動き出すべきなのか見えてくるかもしれませんよ!
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