就活がつらい…泣きたい…そんな時に読んでほしい氷河期を乗り切った経験をシェア

就活がつらい…泣きたい…そんな時に読んでほしい氷河期を乗り切った経験をシェア

大学生の就活は、周りの目を気にします

周りが二次面接まで進んだ、最終面接まで進んだ、大手のESが受かった…などなど。

それによってつらくなったり、泣きたくなったりする人も多いと思います。

私は2013年卒なので、リーマンショックが尾を引く完全に氷河期時代の就活生で、悲惨な就活をしました。

就活に焦りを感じた昔を振り返り、今「内定が出ない…」「周りに置いてかれてる」という焦りを感じている方の励みになれば思います。

就職氷河期の悲惨な状況

2008年に起きたアメリカのリーマンショックにより世界経済は最大級に冷え込みました。

もちろん日本も同様で、とくに2010~2013年は「就活戦線異状しかない」状況だったのです。

今思い出すと、アルバイトの求人すらほとんど募集していない状況でバイトができない大学生も少なからずいました。

都内でこの状況だったので、地方はさらに酷かったんじゃないかと予想できます。

先輩の中では内定が最後まで決まらず、派遣で妥協する人、アルバイトの〇ニクロに引き続きアルバイトとして拾ってもらった人、とりあえず「ぷー太郎」になる人・・・様々でした。

就活氷河期のしんどいところは、「就活浪人の存在」です。

就活留年する人は、自分の本来の卒業年をあきらめ、次の年に就職面接を受けるんです。

すると必然的に次の年の採用枠をひっ迫するわけです。

負のスパイラルでしたね。

ちなみに私には2つ上の兄弟がいて、彼は有名大学なのに本気で決まらず、中堅メーカーに就職しました。

卒業年だけでこんな不遇を受けるハメになった人が数えきれないほどいました。

「過労死」も視野に就活を始める

内定切りや就職浪人などを目にしてきた私ですが、正直そんなに就活を重く考えていませんでした。

末っ子だったため、どこか全能感があったからでしょうか。

「どっかしら受かるっしょ」と考えていました。

とにかく、合同説明会なるものに足を運び、個別の説明会にも行き、エントリーをする毎日。

合同説明会は大手ばかりなので、低知能大学に通っていた私は受かるわけもなく「お祈りメール」をもらう毎日。

「なんだよ、エントリーシート書いただけ時間の無駄じゃん」

そんな毎日を送っていましたが、あまり有名ではない中規模くらいの会社からは面接や選考の案内が送られてくることもありました。

キリっとスーツを決め込んで面接に行き、持ち前の明るさ(ホントは陰キャ)で選考に臨みました。

そしてその後すぐに受け取る「お祈りメール」

あぁ、社会って厳しいな…

最終的にどんどん大量採用の運送業や飲食業界などにも視野を広げていきました。

しかし当時は「居酒屋ワタミ」の過労死問題などもあり、親はあまり飲食業界には行ってほしくなさそうでしたが、背に腹は代えられない・・・そんなことを考えながらエントリーし続ける毎日でした。

周りに内定が出始める

12月に就活解禁だった2013卒、4月中旬になると周りの友人に内定が出始めました。

「おめでとう!!いいなぁ!!」

なんて明るく言ってみるけど、まだ内定どころか、選考の持ち駒すら減っていた私は焦燥感に駆られていました。

悲しいことに内定をもぎ取った人たちの容姿が割と整っていたこともあり、ダブルパンチで切なくなりました。

結局顔かよーーーー。

だれに文句を言うこともできない、もやもやする毎日を過ごしました。

正直この時期がいちばんしんどかったです。

諦めずに淡々と就活を継続した

心が折れそうになることはありましたが、それでも諦めず就活を続けていきました。

持ち駒がなくなる前に補充

受かったら辞退すれば良いんだ

あまり志望度の高くない企業でも面接になるから受けてみよう…

そんなふうにとにかく淡々と選考に臨んでいきました。

「残り弾」(選考中の企業)がなくなる前に多めにエントリーしておくことをおおすすめします。

選考中の企業がなくなるとかなりメンタルをやられますので、つらくても手を休めずにエントリーし続けましょう。

すると、少しずつ面接のコツみたいなものをつかめてきたのか、面接に呼ばれることが増え、さらに二次面接に呼ばれるようになりました。

もちろん落ちることも多かったんですが、最初の頃の面接全敗から打率4割くらいに上昇。

そして、無事に東証一部上場のメーカー(採用人数11人)の企業に内定をもらい、就活が幕を下ろしました。

捨てる神あれば拾う神ありってほんとだなぁと思いました。

就活に行き詰まっている学生に言いたいこと

氷河期の就活を振り返った今、就活に行き詰まっている学生に言いたいことがあります。

・偏差値が低くても上場企業は目指せる。
・面接には練習が必要。
・最初の企業なんて「遊び」。

氷河期にFランでも東証一部上場企業に内定をもらうことができました。

ただ、その際には必ず面接の対策をしなければいけません。

過去に面接の対策・準備をどうやって行うのか記事にしているのでもしよかったらご覧ください。

あわせて読みたい!【東証一部上場に内定】新卒就活の面接で使える「3つの対策」

私は今4社目で働いているんですが、最初の企業では社会人の基礎として学ぶことも多かったですが、今振り返ると軽い仕事しかしていませんでした。

大学生にとって内定・入社は大きな出来事ではありますが、そこがゴールではなく、将来的には転職をする可能性は大いにあります。

骨を埋める会社を選ぶと考えると身構えてしまいますが、多くの人が転職を経験する今の時代なので、もっと軽い気持ちで就職活動に取り組んでも良いのかなと思います。

就活生なら読みたい!【情報収集が大切】新卒の就職活動に使える便利なサービス5選

(2022.4.17更新)

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