【内定後】オファー面談とは?質問・交渉すべき8つのこと 条件が合わないときはどうする?

【内定後】オファー面談とは?質問・交渉すべき8つのこと 条件が合わないときはどうする?

「オファー面談」を知っていますか?

転職活動で内定をもらうと、「オファー面談」というものを実施する企業があります。

新卒での就職活動のときは、多くの企業が実施しなかった「オファー面談」ではいったい何をするのでしょうか。

このオファー面談で会社側に質問・交渉することで、年収アップやリアルな職場の雰囲気、有休の取得情報などを知ることができます。

本記事では、これまで3回転職活動をしている筆者がこれまでの経験から、どのようなことを質問すべきなのか、自分の条件と合わないときの対処法などを解説していきます。

オファー面談とは?

オファー面談とは雇用条件を話し合う面談のこと。

事前に年収や年間休日、就業時間などを確認します。

面接でもある程度の確認があるとは思いますが、実際にその条件で大丈夫なのか確認する機会です。

基本的にこうした機会を持ってくれる会社は「入社後にギャップがないように」時間を取ってくれているわけなので、気になる点はどんどん質問していきましょう

オファー面談のときの服装は?

詳しくは会社からの指示に従いますが、リクルートスーツのようにかっちりした服装ではなく、ジャケットを羽織るくらいのカジュアルさで問題ないと思います。

オファー面談は面接よりもフランクな雰囲気で行われることが多いからです。

とはいえ、業種によっても最適な服装は違います

金融や士業(弁護士や会計士など)の場合は仕事でもかっちりとスーツでこなすことが多いため、フォーマルなスーツで行くことをおススメします。

逆にIT系・エンタメ系の企業であれば、人事の方もフランクな服装の方が多いのでそこまでカチッとしなくても大丈夫です。

面接やこれまでの選考で対応していただいた方の服装を思い出して、それに合わせた服装で行けば大きく問題はないと思います。

オファー面談で質問・交渉すべき8つのこと

せっかくの機会なので下記の項目はきちんと確認しましょう。

年収

これは言わずもがな。大切なことなのでひるまず確認しましょう。

自分が譲れない年収よりも低かったら「なぜその額なのか」、「今後上がる見込みはあるのか」を聞いてみましょう。

私は希望年収を事前に伝えていましたが、残業代込みでその値段でいいかどうか聞かれました。

年間休日

祝日が増加傾向なので120日だとお盆休みがなかったり、年末年始休暇が少なかったりします。

そのため、お休みがどれくらいあるのかは確認しておいた方がいいです。

お盆休みがなかった場合は、通常勤務なのか、有給取得奨励日なのかも確認しておいたほうがベターです。

有休支給日

一般的には働き始めから6か月で有休は支給されます。

何日間もらえるのか、最初からもらえるのか、6か月してからでないともらえないのか確認しましょう。

このほか、有休に関連して有給取得率や希望したらとれるのかを確認しておいた方がいいです。

希望日は通らないこともあるというニュアンスの話をされたら、少し雰囲気が悪い可能性がありますので注意しておきましょう。

就業時間

意外と確認しないとわからないのが就業時間。

9時からなのか10時からなのか、フレックス制は導入されているのかなど確認しておきましょう。

制度としてフレックスを導入していても有名無実の企業もたくさんありますので、「フレックスタイムは皆さん使われていますか?」と聞いてみると、きちんと運用さえているか確認することができます。

社員数

大体これくらいということは面接で言われているかもしれませんが、どの部署に何人くらいいるのかを確認しておくとどの部署が大きいのか事前に分かるのでおすすめです。

部署の人数・年齢・男女構成

これは必須ではないかもしれませんが、私は聞きました。

どれくらいの人がいるのか、自分と年齢が近い人はいるのかなどを細かく確認しておきました。

自分が所属する予定のチームはどういった役割分担で行われており、自分の上司にあたる人はどういう役割を担っているのかを確認しておきましょう。

繁忙期の時期

入社後すぐに繁忙期だと慣れない状況で忙しい日々がスタートするので人によっては想像以上に就かれてしまうかもしれません。繁忙期の時期知っておけば、心の準備ができるのでおすすめです。

また、この後の事項にも関連しますが、繁忙期のときにはどれくらいの残業となるのか、業務のどういう部分に時間がかかるのかも確認しておくと安心です。

平均残業時間

ここはしっかりと確認しておきましょう。

それまで残業がほとんどない会社にいた人が、平均残業時間30時間の会社に行くととても疲れます。

どれくらいの残業時間なら許容できるのかも自分の基準に照らし合わせて考える必要があります。

私自身もここはしっかりと確認しました。

その結果、入社後も残業に関してはあまりギャップなく働けています。

言葉をにごしたり、仮に事実と異なる点を話していたら、早めに見切りをつけておいた方がいいと思います。

また、この質問の流れできちんと残業代が出るのか念押しで確認しておきましょう。

オファー面談後に入社意思の回答は待ってもらえるのか

オファー面談では雇用条件通知書などをもらえることがあります(少なくとも私の場合はそうでした)

その条件を見て、「おおむね問題ないな…」と思っても一度持ち帰りましょう。

内定をもらうと嬉しくてその場でOKを出してしまいたくなることもありますが、ぐっとこらえてもう一度おかしな点がないか落ち着いた場所で確認しましょう。

私の場合は1週間以内に承諾・辞退の連絡をするように指示されました。

その場で承諾しろ!というのはないと思いますが、強要するところはやめておいた方がいいと思います。

条件が折り合わない場合の対処法

オファー面談は交渉の余地を残してくれている場合が多いので、色々な条件を見たうえで許容できない条件があった場合は遠慮せずに質問・交渉しましょう。

まずは納得できない部分を根拠を交えて伝えるのが大切です。

たとえば、年収をあと30万あげてほしいと考える場合、「今は見なし残業代が20時間です。御社では35時間の見なし残業なので、その分年収を交渉させていただきたいと考えています」といった具合に、何かしらの根拠を挙げて交渉すると成功確率は上がります。

もちろん、上限いっぱいで年収提示をしてくれている企業もあると思いますので、100%成功するとは限りませんが、まだ入社していないからこそ交渉してみる価値は大いにあります。

聞きにくい年収のことや、残業のことは実際に入社すると更に質問しにくくなりますので、オファー面談でしっかりと質問・交渉するようにしましょう。

もしどうしても条件が折り合わない場合は辞退しましょう。

譲れない条件を妥協すると早期離職にもつながるため、しっかりと提示された条件に向き合うことが転職活動の終盤であるオファー面談では大切です。

まとめ

オファー面談は雇用条件を確認する場なので納得できない部分はしっかりと伝えて交渉しましょう。

あなたに絶対入ってもらいたいと思っている企業でしたら、前向きに条件交渉に応じてくれるはずです。

気になる部分はどんどん聞いていき、オファー面談を有意義なものにしてください。

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